2019年07月25日

TAXと夜と霧と

昨日は結局、ホテルから連絡がなかったので福崎真弓の家に連泊させてもらいました。

前日に古谷に何回も電話連絡してもらったけれど応答なし、昨日メールでコンタクトを取ったけれど応答なし。

しかし騙されたとか考えるよりも、ドイツという国に税金を払ったと考えれば世のため人のためになっているから良いのです。

初日に空港からホテルまでタクシーで80ユーロかかってびっくり。

次の日に地下鉄に乗ったら改札も何もなくてお金を一銭も払わなかった。

これは見つかると罰金として80ユーロ取られるので、先に地下鉄の無賃乗車の罰金を払っていたと考えれば辻褄が合うのです。

ドイツは一般の製品には、22%の消費税がかかる。しかし誰も文句など言わない。そのぶん社会保障が手厚いからです。子どもができると保険などが無料になる。

日本のように先に保険料を立て替えてあとで支援金としてお金が戻ってくるとかではなくて、その場で無料になる。手ぶらで連れていけるということだな。

収入に応じてではなく誰でも無料、国籍がなくてたとえ移民であっても同じ条件で無料にしてくれる。

国家の度量が大きいのだ。

ちなみに食品は消費税が5%だったかな。生活必需品である食品への課税が低いなんて一般庶民にとってはとてもありがたい。

よく考えられているけれど、このぐらいのことは思いついて当たり前、ちょっと考えてあとは良心があればどこの国でもできるのになあ。

富裕層に有利な税制を取っている日本からしたら考えられないけれど。

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サマーホリデーでうかれるうたちゃん。またね。

そうして今日はバスに乗ってポーランドへと移動です。バスで8時間かけてクラコフという街へと行きます。だいたい東京から大阪くらいの距離か。

クラコフのホテルを基地にアウシュビッツへと参ってきます。

日本語のガイドもお願いしました。ガイドなしで無料でも観れるけれど解説がないとわからないことが沢山あるとか。

なぜここにこれがあるのか?とか。

線路が分かれていて右は収容所、左はガス室なのだとか。

ほんとうは訪れる前に本を読んだりしていけばもっとわかることが違うんだろうけれど。

今回アウシュビッツへはことがすんなりと運んでいるので、どうやら最初から訪れる運命だったようです。帰国してから『夜と霧』を読もう。

実際に行って体感しておけば、圧倒的に想像がし易いのです。

知っているのは、急にいまアウシュビッツに入れられたらストレスでとても耐えられない。

でも毎日少しずつ変化していくと、人間は自分をごまかし言い訳をし感情を押し殺しながら生き続けることができるのだ。ということです。

そうして誇りを捨て自尊心もかなぐり捨て、家畜のようにただ生き延び続ける。

他人を押しのけ自分に嘘のつけなかった良い人たちは死んでいって、自分をごまかし人にも嘘をついてずるく振る舞った者だけが生き延びることができる。

清く正しく死ぬか、汚く薄汚れながら生き延びるのか。

いざとなれば人間も動物、自由・平等・博愛という理想なんてなんの役にも立たず、弱肉強食というシンプルな構図が鮮明に見えてくる。

強い生命だけが生き延びる。

当たり前で、自然なことなのかもしれない。

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心理学者であるフランクルが一人の人間として見つめた地獄。霜山徳爾訳と池田香代子訳があってそれぞれ解釈や言い回しの違いが翻訳家の人間性が出て興味深いのだとか。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 03:51| ブログ?