2019年08月11日

結果オーライ

さて、四日間に渡った嫌らしい振付家の品評会も終わり、本選へと進みます。

合宿生がどの先生に振り付けてもらいたいか選ぶのです。

怖いなあ、一人もいないとかになったら。

こればっかりは比較なのでどうしようもありません。いくら自分で最高のワークショップができたと思っても、他にもっといいのがあれば当然そちらへと行きます。

しかしワークショップなんかでその人のほんとうにやっていることなんて伝わらない。そう思います。

でも今回は、それをなんとかして伝えなければならかったらしい。知らなかった。

わかっていなかった。けれども時すでに遅し。しかしなるようになっていくのです。

最初は紙に書いて決めるとインフォメーションされていたのが、4組の振付家に分かれて、そこへと合宿生が集まることになりました。

目の前で繰り広げられる残酷な選択という行為。目をつけていた“ザック”がどこへと行くか気になったが見つからなかった。

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“ザック”。小田直哉をもっと、不良にした感じ。初日に撮ったポートレートより。

結果は正朔さんとリアントの組みを選んだ合宿生が一番多かった。

さすがは土方巽、自分のメソッドを厳しい目で見極めた男に手渡しています。正朔さんは本当に糞真面目を絵に描いたような男です。

「この男だったら勝手にメソッドを変えたり、自分の解釈を加えないだろう。」そう土方巽は睨んだのだと思います。

正確に伝わっていく土方メソッド。

こちらは、麿さんに自由にやらせてもらい、独立してからは舞踏の前衛性や先鋭性に特化して伝えようとしているので、子どもには難しいのです。ゆえに集まったのは強者の大人ばかりでした。

けれど、そのほうがいい。酸いも甘いも嚼み分けたベテランのほうがからだの説得力がだんぜん違うのです。

落語でもお芝居でも踊りでも、結局は人間力なのです。人間そのものを磨くしかないのです。テクニックは単にテクニックであり、それをどう使うかはその人の人間性に掛かってくるからです。

最高のメンツが集まり、そこへ目をつけていた一番面白そうなザックへの湯山の勧誘が効を奏して参加することになりそうです。

やったぞ。ザックをバッカスにして作品を創っていこう。そのまわりを大人の女性たちが取り囲んで晩餐をやろう。

発表する場所は、もちろん野外。夏合宿の発表を野外でやらずにどうするんじゃってなもんです。

外で踊るのってのは、気持ちがいいのです。自然の演出も加わるので面白いぞ。

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仮装パーティーの時の“ザック”。パンキッシュ。photo by Peter van Heesen.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:21| ブログ?