2019年08月25日

一緒に飛ぶ

昨日は歯が腫れて痛むので鉄割の練習をお休みしました。

旅の疲れが溜まっているのでたぶんそのせいです。劇場入りしてからがたいへんなので良い判断だったか。

鉄割は練習が面白いので休みたくなかったのですが。

練習のほうが面白いとも言えるかもしれません。

各役者さんへの演技指導というか振付というか、座長の戌井君独特の演出が見ていると面白いのです。だいたい戌井君がやってみせる見本のほうが面白いのですが。

それを越えていかないとつまらないのですが、いかんせん超サラブレッドの天才がやることなので容易にはついていけなかったりします。

それがまたとても興味深いのです。

本番よりも練習のほうが面白い役者さんもいたりして、それもまた鉄割らしいのです。

鉄割には牛島ミサヲさんという演出がいるけれど、一般常識的な演出家ではないです。はたから見てるとプロデューサー的な立場だったり、舞台監督的だったり。

舞台の美術の飾り付けデザインはミサヲさんで、本番を客観的に見ているのは彼なのでそういう意味では間違いなく演出ですが、いなかったりするので面白い。

独特の価値観を持つ集団なので、一般常識など捨ててふにゃふにゃ頭の自由自在でいいのです。

そういうスタッフワークの常識を守らないところから、舞台上の破天荒な面白さが生まれるところもあるのだと思ったり。

だいたい商業演劇とかそれを目指す舞台が堅苦しくてつまらくなってしまいがちなのは、スタッフが常識的で普通の人たちだったりするからです。

スタッフがプロに徹すればするほど、舞台上は安心して遊ぶことが出来るのは舞台の常ですがそれも遊びを至上の使命とする世界。

スタッフも遊び心に富んだ人たちでないとつまらないのです。サラリーマンじゃあるまいし一般常識なんて必要ない。

鉄割はただふざけているように見えて、めちゃくちゃ先鋭的なことをしていたり。

けれどもそれを笑いで包んでいるので、小難しくて下らない前衛の糞真面目みたいな部分も茶化してしまっていたりします。

自分より高いところを飛んでいる人たちと一緒に遊んで自分も高度を上げていくのです。

そうして一緒に売れていくのです。

いまは戌井君一人が売れてますが、もう一人二人、欲を言えば二、三人、役者で売れれば良いなあ。

さて昨日は前の日に飲みすぎたところもあったので、反省を込めて久しぶりに大好きなお酒も抜きました。

ちなみに痛む奥歯は火曜日に抜歯します。

どうなるのか、不安。

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鉄割アルバトロスケット主宰:戌井昭人 >>ASLAND所属
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:11| ブログ?