2019年09月03日

リバーブ

昨日は、トラックの荷物を烏山の六階の部屋へと持って上がり、そのあとは恒例の焼肉大会でした。

“大昌園”というとっても美味しい韓国焼肉店で「ご馳走さまでした。」

さて鉄割終わりましたが、しばらくは後遺症というか演目のことがあたまの中を巡り、歌や音楽があたまの中で鳴り続けて余韻にひたります。

一番あたまの中でループしているのは『スレスレドライバー』という演目で歌われていた“スレイブドライバー”。

オリジナルは、ボブマーリー&ザ・ウェイラーズの曲です。

ボブマーリー&ザ・ウェイラーズは最初は“ウェイラーズ”というかっこいいコーラスグループでした。

イギリスへ渡り“キャッチ&ファイアー”という大名盤をリリースしたあとにアイランドレコードがボブマーリーをスターにして売り出そうとした。

これにピーター・トッシュとバニー・ウェイラーが反発して脱退、惜しくも解散してしまいました。

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『スレスレドライバー』より。「これから踊るぞ。」という時に照明を消されて悲しかった。photo by Manabu Numata.

あとは『犬、リス VS 富田林組』の最初にかかる“土方さんの声”

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リスが土方さんの声に合わせて踊った後、

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富田林組の皆さんがやって来ます。photo by Manabu Numata.

そして、山内と湯山が出ていた演目『これが日本』で戌井君が歌っていた「にゃにゃにゃーにゃーにゃ、にゃーにゃーにゃ、ゴーゴーウェイ」

もとは、“This is America”という曲です。

グラミー賞の最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞、最優秀短編ミュージックビデオ賞など数々の賞を受賞しています。

アメリカのラッパー“チャイルディッシュ・ガンビーノ”の楽曲でミュージックビデオは日系アメリカ人“ヒロ・ムライ”が監督している。

内容が銃乱射事件やアフリカ系アメリカ人に対する人種差別、自動車の問題などいまアメリカ国家で大問題になっていることを映像化していて世界に衝撃を与えたとか。

しかし日本国内では全くといっていいほど紹介されていない。不思議です。

わたくしも恥ずかしながら、鉄割本番まで知らなかった。

戌井君は仕事柄、面白いことを常に探していてアンテナがビンビンなので知っていたんだな。

主題が結構難しいことなので練習でも力を入れてつくっていました。けれどそこは鉄割、笑いへと転化してオリジナルとは一線を画していました。

アメリカが銃ならば、日本では刃物に置き換えて。けれどそれが現実で川崎の事件を彷彿とさせていました。

アンテナは常に磨いていないと錆びついて面白いことがひっかかって来なくなります。

学生のワークショップでは真面目に授業を受けるとかではなくて、アンテナを研ぎ澄まして面白いこと、先鋭的なことを探し求める方が表現者としてどれほど大切かを説いています。

そうして色んなことを自分なりに取り込んで、消化して昇華させていくのです。

確かに衝撃的ではあるけれど、限りなく美しいミュージックビデオ。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:47| ブログ?