2019年09月14日

ACADEMY FOR GENDER PARITY

内閣の人事が発表されました。

大臣19人のうち女性はたったの2人です。副大臣は25人で人数が増えているにもかかわらず、女性の割合はさらに減って2人。

少ないです。

この割合は異常とも言えます。決めている人が男尊女卑なのか・・・人口の約半分は女性なのに生活にまつわることを決めているのがほぼ男性だけだという可笑しな現状。

政治とは税金の使いみちを決めることですが、それを男だけに任せて平気なのかな。

平気なわけがありませんが、家事の分担の八割を女性がやっているとNHKで放送していたように、男女共働きが当たり前の現代社会でも女性への偏見と差別が根強いようです。

女性が社会で活躍するのは、ヨーロッパ諸国に比べると難しい。この国家の権力の中枢での現状がそれを如実に象徴しています。

「食にしても環境にしても、より安全で安心できる暮らしを確保したいと思うなら、政治と関わらざるを得ない。」

そう上智大学教授で政治学者の三浦まりさんが言うように、自分の生活を良くしようと思うならば政治にどんどん参加しなければなりません。

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三浦まりさん。『日本の女性議員 どうすれば増えるか』(朝日新聞出版、2016年)など著書多数。

2018年5月、議会選挙における男女の候補者数ができる限り均等となることをめざす“政治分野における男女共同参画推進法”が三浦さんらの貢献によって施行されました。

これから女性の政治参画への大きな追い風になると期待されています。

日常生活の中で「これはおかしい。」と思った時に泣き寝入りするのか、行動を起こすのか。「気づいた以上、わたしもやってみよう。」という流れが出てきているようです。

うちの母親が市議会の買収、汚職という不正に憤って主婦仲間と立ち上がり市民グループをつくり、手作りの選挙で2人の主婦を議会に送り込んだのが1990年。

それから全国で色々な方が奮闘努力をしてこられたと思うのですが、25年経ってもあまり変わっていないこの国家の現状を見ていると常識という思い込みはなかなか変えられないのだなあ。と呆れてしまいます。

先ずは選挙の投票です。戦後、いろんな方の努力によって女性の参政権がやっと認められて投票権が得られたのです。大切な一票を投じることから始めましょう。

そして選挙の手伝いからはじまって「この人なら税金の使い道を間違わずに決めてくれそうだ。」という女性を口説いて候補者として闘う。

母親たちのつくった『主婦の手づくり選挙入門』によると、選挙には言われるほどお金はかかりません。

一番お金がかかるのが街宣車のレンタル代だったりするので、そんな無駄でうるさくて逆効果なものはやめてしまえばいいのです。

常識を捨てて無駄を省いていけば、主婦たちが手作りで選挙に参画することも可能なのです。お金をかけずにアイデアで補っていく。そのためには時間も必要ですが。

前出の三浦さんは「若手女性のリーダーシップを培い、女性やマイノリティが政治に対等に参加することで、ジェンダー平等な政治の実現をめざす」ために“パリテ・アカデミー”という団体を立ち上げられたそうです。

「権力構造がつくり出すさまざまな歪み、不正義、不公正に気づき“それを変えるには政治を変えるしかない”そう気づいた女性がパリテ・アカデミーに参加し、トレーニングを通じて政治参画の機会を広げていくのは、とてもうれしく感じます。」

若い女性を対象にしたのは、若い人ほど政治に関わりにくく、また若い人向けの政治スクールがなかったからだとか。

「根っこにあるのは、性別役割分担で社会が構成されていることです。

男性支配的な社会の在り方を変えたいと思う女性が政治の世界に出ていき、新しい政治文化をつくっていくしかないのです。」by Mari Miura.

かっこいいなあ、素敵です。

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主婦たちが手づくりでさまざまな失敗をしながら困難を乗り越えていく姿が、読みものとしてもハラハラして面白いです。絶版。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:52| ブログ?