2019年09月23日

大きな逸物

ダンストラック終わりましたが、巷ではキングオブコントがたいへんに盛り上がっていました。

そして“どぶろっく”が優勝。

一本目と二本目で設定を変えるだけというアイデアで優勝をかっさらいました。娘なんかは「ずるくない。」と言っていましたが。

賛否両論あると思いますが、なんでもありなのだからいいと思います。

確かに下ネタだったので、女性にはイマイチ受けが良くなかったかもしれません。審査員に女性がいたらまた結果も変わってきたのか。

それにしてもいつも観ていて思いますが、お笑いは反応が一目瞭然なので恐ろしい世界です。100秒を何秒で走れるかと同じで、結果がはっきりとわかりやすい厳しい世界。

笑わせたかどうか?笑っているかどうか?結果として、ただそれだけが問われていたりする。考えさせるとか意味深とか要らないシンプルな領域。

アイデアもあるけれど、やはり才能だろうなあ。

「役者なんて掃いて捨てるほどいるんだ馬鹿野郎。」というせりふが鉄割にあるようにお芝居の世界も競争率がとても激しいですが、いまやお笑いの方が競争率が高いのかもしれない。

キングオブコントやM-1のチャンピオンになると1発で人生がガラリと変わる。確かにそれまでの努力や確かな実力がないとそこまでは行けないのですが。

昨日アルバイトをしていたのに、今日はタクシーで送り迎え。テレビにバンバン出てCMにも出てお金がどんどん入ってきて車を買って家を買ってetc..etc...

昔はドロップアウトした不良が一攫千金を目指してなる職業といえばプロボクサーでしたが、いまは間違いなくお笑いです。

それほど人生において一発逆転のチャンスがあり、才能だけでのし上がっていく可能性のある夢のある世界。需要があるので供給もある。

そうやって考えると需要も供給も限りなくゼロに近い舞踏ってなんなんだろう?いまや完全に絶滅危惧種です。まあ生きものと一緒で必然ならば滅んでいくのは仕方がないですが。

さて「あれはコントの羅列なんです。」と飯田孝男さんがいうように鉄割も一時期、お笑いのコンテストに出るとかいう話もあったみたいです。

けれども鉄割は笑いだけを追求しているわけではないので、またちょっと違うのです。たしかにコントっぽいですが、もっと喜劇的なのだと思います。

そうして、実は王道の演劇的な価値の転換を標榜しているような気がする・・・わからないけれど。

わたくしも笑いは大好きなので必ず意識して入れています。舞踏にあるまじき笑いを入れるので、中には気に要らない人がいたりします。

しかし「真面目は禁物、クソ真面目なんてクソ。」

土方さんもどう考えてもふざけてるとしか思えないような時があるものな。麿さんは笑いを結構意識してるし、どちらかというと得意です。

お芝居に出ても喜劇の時のほうがいきいきとしています。もともと状況劇場は喜劇的側面が強かったし・・・

人類にとってとても大切なもの“笑い”

戦争という極限状態になったときに救ってくれるのもその“笑い”だったりするのです。

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賞金1,000万円を獲得したどぶろっく。「大きなイチモツとは真心のこと。」by Naoto Eguchi.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 08:51| ブログ?