2019年11月03日

合宿 in progress

さて今日から都志にて合宿開始です。

舞踏家集団デュ社、副代表湯山大一郎と助っ人の今井さんと今日明日は、音楽を担当してくれる築山建一郎も訪れます。

先日の母親の傘寿祝いで人が泊まっていたので、布団の用意や部屋の準備は万端です。

金粉ショウのほうはだいたいいい感じ。けれど湯山も決まってることだけやるのはつまらないだろうし、稽古の中で考えていける余地をつくり決め過ぎないようにします。

それはいいけれど『舞踏?レクチャーパフォーマンス』の内容がまだまだはっきりしません。

舞踊批評家の國吉和子先生から「もっと舞踏を冒瀆して。」とリクエストされていますが、今回は初心者向けなのであんまり意識しないでいいか。

ただし先鋭性というか前衛性は舞踏の大切な要素なので、必要不可欠。危険な瞬間が創り出せればいいなあ。いや創り出します。

オープニングは横浜でやった『舞踏?プレゼンテーションショウ』やドイツでやったデモンストレーションみたいな感じで、俺が舞踏のことを喋ってはじまろう。

作品を観せるというよりも、レクチャーのはじまりっぽくするか・・・レクチャーのはじまりがどんなのかはよく知りませんが、リラックスした雰囲気ではじめたい。

まずは挨拶して自己紹介、舞踏の歴史からはじまってその成り立ちについて喋ります。そこから具体的な舞踏のことについて喋って、海外の方がいたら湯山が翻訳して。

そこから、だんだん建一郎の音楽が入ってきて20分のパフォーマンスをする。

レクチャーにもどり少し喋って20分のパフォーマンスに入る。

レクチャーのようなパフォーマンスに入って少しブレークしてラスト20分ぐらいのパフフォーマンス、締め。とか。

20分のパフォーマンスを三回か。

ワンシーンは『土方巽について』20分。

hijikata.jpg
若い頃にこの写真を見て、一発でノックアウトされた。「なんなんだこれは?!」Photo by Eikoh Hosoe.

今回作品について考えていて、自分は舞踏が好きというよりも土方さんが好きなんだ。と気が付いた。入り口も大野一雄ではなく麿赤兒でもなく大駱駝艦でもなく土方巽だった。

ソロ作品『舞踏?』もほとんど土方さんがモチーフだったし。土方さんのトレースを振付にして三人でやるか。

室伏さんのトレースもあるな。こちらも群舞にしたら面白いかもしれない。

大野さんについては即興のシーンにしよう。これは20分はしんどいだろうから10分、もちろん大駱駝艦的なシーンも10分ぐらい創って。

ソロも10分、最初のレクチャーは10分ぐらいやるか。合間のレクチャーを入れてしめて1時間10分ぐらい。だいたい70分が人が同じところに座っていられる平均的な限界。

と机上の空論、今日から具体的に稽古して創っていきます。ワークインプログレスをけっして言い訳にはしないように、その時にできる最高の瞬間を創りだせるようにする。

ただ、いい作品を創りたい。面白い作品を創りたい。その思いを胸にして合宿に臨むのだ。

都志で四泊五日、城崎国際芸術センターに入って十泊の滞在制作。

過程こそがすべて、愉しみ尽くすのです。

work_in_5のコピー.jpg
2013年に森下スタジオでやった『ワークインプログレス』Photo by Junichi Matsuda.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 12:18| ブログ?