2019年11月07日

城崎へ

今日は城崎へと移動です。

助っ人の今井さんの車で向かいます。3時間ぐらいかかるとか。

途中、女性陣が羽織る布を買ったりするので5時間は見ましょう。と湯山が言ってたので10時には出発か。

着いたらキッチンを確認して食材の買い出しへ。

今回、炊き出しをするのだけれど中心になる人がいないので心配。都志では俺が中心になってやっていたけれど城崎では、たぶんその余裕がない。

どうなるか。まあいいか。

「炊き出しって安いんですかねえ。」と湯山は難色を示すけれど、同じ釜の飯を食うというのは大切だと思います。古いのか・・・

買い出しに行ったら、金粉ショウのリフトを練習します。男性が女性を持ち上げてぐるぐる回す芸で、首を痛めたり落ちて怪我をする危険な芸です。

けれども、これも金粉ショウの見せ場のひとつで投げ銭獲得には欠かせない。俺も昔はやっていたけれど、体格がいいほうが断然有利なので最近は湯山に任せています。

気合の問題だったりするので、体格差がなかっても「すっ」と上がったりするんだけれど。怪我にだけは注意しよう。

リフトの練習をしたら本番ををやる現場を見ます。現場で練習もして、軽く通し稽古をしよう。

次の日には本番だものな。

心配していた今井さんも1日で見違えるように良くなっていて「ほっ」とひと安心。一人で稽古をしていたのでその効果があらわれてた。

これでからだに金粉を塗って、お化粧をして人に観られてリフトで持ち上げられて拍手されて投げ銭をもらったら、一皮も二皮もむけて別人のように美しく変化していくので楽しみです。

金粉ショウの奥深い不思議な魅力です。

そういえば作家の狩撫麻礼さんが亡くなられたようです。

『ボーダー』は20代の初期に高円寺のボロアパートで毎日のように読み込んでもの凄く影響を受けた。一般常識や既成概念をぶち壊せと時に厳しく時におかしく、こんこんと色んなことを教えてもらった。

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狩撫さんは原作者です。

そして土方巽の存在を詳しく教えてくれた人でもある。

『天使派リョウ』という作品には土方さんやそのお弟子さんの生活が出てくるので、実際に土方さんと関わりがあったのかもしれない。

自分をブサイクだと思い込んでいる女性が、金粉ショウで別人のように美しくなっていく様子も描かれていた。

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“かよ”さんという主人公が土方さんの弟子だったという設定でした。

庭劇団ペニノで戌井君が出演してた『ダークマスター』も狩撫さんの原作だった。

ご冥福をお祈りします。

ペニノといえば、湯山に聞いたのだけど先日の京都の公演はまったくお芝居をやらなかったとか。

「今日は儀式をやります。」主宰のタニノ君が最初にそう宣言して、そこから徹頭徹尾、儀式に徹した。いつか演劇的になってくるのかと思っていたら最後までやり切ったらしい。

面白いことを考える。そしてそれを本当にやってしまう度胸もかっこいい。

“KYOTO EXPERIMENT”での公演だったから実験をしたのか。

小説でもなく映像でもなく舞台の上でしか起こり得ないこと。井上ひさしさん言うところの“舞台の機知”。

そして舞台なんてなんでもあり。既成概念をぶち壊して、常識を軽々と超えていくのです。

やるなあ。刺激を受けます。

俺も・・・いや俺は俺。刺激は受けつつ頑張って頑張らないのです。

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まずは森下スタジオでやってから京都でやったのか。格好いいチラシ。センスがいいのだな。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 08:05| ブログ?