2019年11月08日

城崎にて

城崎は志賀直哉が小説に描いたようにとても趣のある温泉街です。

1925年(大正14年)の北但馬地震で町が全焼、再建の際にその当時流行り始めていた鉄筋コンクリートの建物ではなくて、木造3階までの建物にしようと町ぐるみで決めたのでいまの素敵な景観があるそうです。

温泉旅館がそれぞれでうごくのではなくて、城崎温泉というひとつの集合体としてうごいてブランドを見事につくりあげた。

素晴らしい。

それぞれの国がバラバラでうごくのではなくて、ひとつの大きな集合体としてうごければ色々な問題が解決しそうないまの世界の理想的なモデルケースです。

さてそんな城崎温泉に入りました。

道中で炊き出しの買い出しをして、投げ銭用の受け皿を買ったりしながら15時過ぎに城崎国際アートセンターへ到着。

「城崎の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。」

担当の吉田雄一郎さんから、注意事項などを聞いてから館内を案内してもらいます。

2020年のことを考えると、スタジオで『舞踏?レクチャーパフォーマンス』はやることになりそうです。

500人収容できる大ホールでやることも視野に入れていたけれど今回は見送ります。次回、本公演の滞在制作でつかわせてもらおう。

ワークショップは、折角だから大ホールでやることにする。スタジオはワークショップをするには少し狭い。大ホールで贅沢にのびのびとからだをうごかしたら、さぞや気持ちが良いだろうなあ。

その後、部屋に入って荷ほどきをしたりシーツを布団に敷いたりして少し休憩。20時からプロボクシングの大きな試合があるのでそこを目指してスタジオにて稽古をします。

まずはリフトの練習。大駱駝艦合宿で数え切れないぐらいの女性を持ち上げてきた湯山大一郎なので安心、数回の練習でいい具合です。

けれど金粉を塗るとツルツルとすべるので油断は禁物、入念に練習します。

そのあとは通し稽古。これまたいい感じなので諸々チェックをして確認したら現場の確認に向かいます。

お参りをして挨拶をします。「どうか怪我などないように。」

神社の境内ほど金粉ショウに向いているロケーションはないのでありがたい。しかし目的は投げ銭なので観光客がいなければ話になりません。

観光客の皆さまが町に繰り出す時間を狙って本番をすることにします。16時半と20時半の二回でやることに決定。

今日は小手調べ、とにかくやってみて調整をしていこう。

下見の後、温泉へ入って旅の疲れを癒します。都志の風呂が壊れていたので風呂に入っていなかったけれど、からだが冷えていたのだな。

芯から温まって身も心もほどけていく感じがした。

その後、アートセンターへ戻って晩飯をつくりながらボクシングを観戦。世界には色んなボクシング団体があってそれぞれにチャンピオンがいる。

日本のプロ野球でいうとセリーグとパリーグがあるというのに似ているか・・・スケールは全然違うけれど。

そのバンタム級の統一戦。バンタム級はアジアの平均的な体重なので競争率が高い。そんな階級の統一王者だから大したものです。

ちなみに世界的な平均体重はミドル級です。

ボクシングは子どもの頃から大好きだった。一番熱中したのはマイク・タイソンが鮮烈にデビューしたあたり。

タイソンはヘビー級だけどミドル級でマーベラス・マービン・ハグラー、シュガー・レイ・レナード、トーマス・ハーンズなんていう名選手たちがしのぎを削るのを固唾を飲みながら観ていた。

昨晩の結果は井上尚弥選手の判定勝ち。

いままで一度も顔を打たれたことがないことで有名だったけれど、最強王者と呼ばれるノニト・ドネアに途中カットされてはじめて流血した。

ドネアは36歳、最盛期に対戦したら結果はわからなかっただろうけれど、それも運。

試合後は最近飲み過ぎで、腹が減るとお腹が張って痛くなってくるので養生してそこそこで休みました。

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城崎国際アートセンターの前にて。12日からこれにデュ社のメンバー、中島かなこ“Haru"が加わります。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:36| ブログ?