2019年11月10日

不在の強度

昨日は朝起きてこころとからだを整えたあと『ブログ?』を記して、金粉ショウが雨で中止だったので終日『舞踏?レクチャーパフォーマンス』について考えました。

ブログを記したあと、やる予定のスタジオへといって色々と考えるけれどなんだかいまいち「ぱっ」としない。

はじまり方としては、既にいてリラックスしたムードでレクチャーをはじめるパターンと、暗転して出てきてパフォーマンスをはじめるパターンがあるけれどどちらがいいか。

今回は「舞踏のハードルを下げる、舞踏の間口を低くする。」というのが使命のようなところがあるのでどうするか。

レクチャーを疑って、舞踏を疑う。という主題のようなこともあるのでどうするか。

考えが堂々巡りでハッキリとしないし、面白いことをまったく思いつかないので試しに大ホールへと行ってみる。

途端に色々と面白いことが閃いたのでびっくり。やっぱり劇場空間というのは機構やその成り立ちがすでに遊びに満ちているのです。

迷ったら面白そうな方を選び取る当たり前。決めつけずに柔らか頭で考えるのです。

2020年のことはひとまず置いておいて、いま与えられた環境の中でより面白くなりそうな方を選びとっていこう。

ということでお昼前に大ホールでやることに決定。

映像をつかうのでそれを投射する幕が必要。技術スタッフの小林さんと三木さんがいたので、聞いてみたらスクリーンは大小あるとのこと。

しかしスクリーンは無機質すぎてつまらない。『ふたつの太陽』の幕のほうが質感も豊かだし情緒があるのでそちらにしよう。

メキシコから帰って来て、そのまま湯山の京都の実家にあるので送ってもらうように頼む。

「まじっすか、母親にあの部屋触られんのチョー嫌ですわー。」と凄い嫌がってたけれどよろしく。

昼飯前にもう少し考えて大駱駝艦で最後に創った『底抜けマンダラ』のソロで出てこようと閃く。シャワーキャプが必要だな。

都志にあったのになあ。そういえば土方さんの『慈悲心鳥がバサバサと』を聞き書きしたノートがあってそれを今回使おうと思っていたのに忘れて来た。

明日、都志まで取りに行くか・・・1日かかってしまうな。どうするか。

昼ごはんに前の日の鍋にうどんを入れて食べて、部屋に帰ってキャットナッパーで休憩。

「すっきり」と目覚めるはずがなんだか頭が「ぼんやり」として「しまった。」ホールに戻って考えるけれどそこから先へ進まなくなってしまう。

吉田さんと小林さんと三木さんがやって来たのでお話しをする。ホールの床は塗れるので白塗りでも銀塗りでもなんでもOKだそう。そうかあ。

白塗りをするか・・・しかし量が足りないかもしれない。都志にあるのになあ。銀色に塗るか・・・都志において来てしまった。

やはり明日、取りに行くか。片道5時間かかるので朝出て午後に着いて、明日は都志に泊まって次の日の夜に子どものワークショップがあるから・・・

湯山が稽古しに来て雑談をする。ハライチの漫才の話から、不在ということについて話す。あったものがなくなるとそのことが強度をもって立ち上がってくる。

長く会ってなかった友達の訃報が届いたとしたら、いままでそれほど気にしていなかった友達の存在が急に身近に感じられる。

「不在の強度というらしいです。」

所詮この世なんてつくりごと。夢幻。あるように思っていても、いつなくなるかわからないものばかり。あやふやで曖昧なこの世界。

いままでうごいていたけれど、急に止まるとその存在が強度をもって立ちあらわれてくるのです。舞踏の魔法のひとつ。

17時から今井さんに車に乗せてもらって、ダイソーまでシャワーキャップを買いに走る。

今井さんは以前、土木の仕事をしていたとかで道路の標識や信号について詳しい。城崎の信号は縦になっているのだけど、雪が積もらないようになっているとか。

帰って来てホールに戻ってもう少し考えるけれど、先へ一ミリも進まなくなったのでやめて湯山と温泉へ。

城崎国際アートセンターのレジデンスは、町民の方たちと同じ100円で7つある外湯へと入れるのです。

ありがたい。温泉から自転車で戻っている時に今回は無料だしやりすぎは禁物、塗るのはやめようと思う。

ビールを飲んでいたら吉田さんに「ラーメンを食べませんか。」と誘われる。車でラーメン屋さんが来てくれるとか。

一緒にラーメンを頂きながら話していたら、明日も子どもワークショップがあるということでびっくり。

外への募集ではなくて、知り合いのダンスグループの子どもたちがやってくるとか。

都志へ行っている場合ではなかったのでした。

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夢で見て思いついたマンダラのソロ。Photo by bozzo.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:28| ブログ?