2019年11月19日

城崎続き

「ありがとうございました。」と田口館長や橋本さん、小林さん、三木さんとかたい握手を交わして「では。」と帰ろうとしたら今度は今井さんが行方不明に。

しばらくしたら、山の方から自転車であらわれて何しとんねん。

今井さんの車に乗り込んで、見えなくなるまで手を振って「何してたん?」と聞いたら「建一郎さん、さっき山の方へ行ってはったんで。」と答えたのでなるほど。探しに行ってくれてたんか。

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豊岡市長から城崎観光大使任命の賞状を頂く。代理授与、城崎国際アートセンター館長:田口幹也。

城崎温泉街をゆっくりと抜けて帰ります。

城崎温泉唯一の欠点は車が多いことです。温泉街を幹線道路が走るので危険極まりない。自分が市長だったら一刻も早く対策を練るところです。

風情が凄まじくあり、しかもお洒落な街並みでインスタ映えがしまくるので、これからもっともっと若い人や海外の方たちに口コミで広がって観光客が押し寄せると思います。事故が起こらないうちになんとかしないと。

大きなお世話かもしれませんが。

さあ先ずは淡路島五色町都志を目指します。今井さんは昔、土木局に勤めていたので道路を走りながら色んな専門的なことを教えてくれます。

一級河川の河口付近というのは、河の氾濫が起こりやすいのでより税収が多く力の強い国が管理するのだとか。上流は氾濫とはあまり関係がないので地方自治体が管理する。

その分上流は雑草が伸び放題、荒れ放題だったり。税収が少ないので手が回らないのだな。

話しを聞きながら結局は税収か。と納得。都志のことを考えると税収が少なくて大変だなあ。と想像してしまう。

住んでいる人が多ければ多いほど税収が多くて、潤沢な資金で道路工事などもおこなえる。

仕事が多いので人がまた集まって来てとどんどん人が増えていく。都市部に人が集中してしまう理由のひとつだな。

国の長が日本というひとつのまとまりと考えて、一極集中をなんとか解消する手立てを考えなければいけない。東京だけではなくて地方のことも真剣に考える。

簡単なことだと思います。文化庁が京都に移転したように官庁を地方に分散させればいいのです。

先ずは復興庁を福島へ。それにともなって人もどんどん分散していくでしょう。

なんでもそうですが、分けない方がいいのです。

あなたとわたしと分けない。隣の家とうちの家と分け隔てしない。隣の町とうちの町と分けない。県とかではなくてひとつの運命共同体として考える。

自分が良ければそれでいい。という考え方ではいつまでたっても色んなことが不平等で色んな格差は広がるばかりなのです。

そのためには教育で子どもたちの考え方を変えなければならないけれど「身の丈にあった考えを持って欲しい。」なんていう差別発言をしてしまう人が、この国の教育のトップなのだものなあ。そんなトップを選んだ人の責任も重い。

とか話しながらどんどん走ります。都志まで約3時間。

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今井さんが教えてくれた二段になったポール。豪雪地帯なのでここまで雪が積もるということ。

緑豊かで景色が素晴らしいので気分がいい。そろそろ紅葉もはじまり出しているので山々が美しく色めき出している。

こんなに素晴らしいところに人は、あんまり住んでなくてもったいない。

わざわざ灰色の都会に住んでギュウギュウ電車に詰め込まれて働かなければならないなんて、何か誰かにまんまと騙されているのではないのか?

人を寄せ付ける都会の魔力。けれどもネットがこれだけ広がって来ているのだし日本中、いや世界中どこにいても情報なんて手に入るし物も手に入る。

ならば灰色の都会にいる理由は何なんだろう?仕事は田舎にもあります。あるどころか人の助けを求めている人たちが沢山いる。老人は若い人の力を求めている。

家の掃除もゴミ捨てもできない老人の代わりにそれらをやってその代価を頂く。そんな“なりわい”のチャンスが地方には満ち溢れている。

高知でキューリを育てている大友透もベトナムだったか、海外の人の力を借りていた。そしてキューリは重たいので歳をとると後継者不足で皆んな辞めてしまうのだとか。

いま人手不足で問題の林業に従事するのもいいでしょう。大自然の中でからだをうごかして生きる。それがどれだけ豊かで自然なことか。なんてことは若いうちはわからないか。

豊岡市もUターンやIターンに力を入れているようです。都志でも頑張ろう。

まずは来年『舞踏?合宿』をやって若者を集めて、大自然の豊かさ素晴しさに触れてもらい移住を考えてもらうとか。

途中、2度ほど休憩して16時前に無事都志へと到着。

今井さんは少し休憩して高知は四万十へと出発。都志から3時間かけて車でまだ走らなければならない。でも若いから大丈夫。

今井さん面白い人だったな。

無類の話し好きで誰とでも親密に話すので制作に向いているなあ。と見ながら思った。制作は人と話すのが仕事のようなところがあるので、話し好きには向いているのです。

20時前に「無事到着しました。」と連絡があって良かった。

かなこは金曜日にアイルランドへと戻るらしい。

ひとまず散会「また会おう。」

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『舞踏家集団デュ社』城崎メンバー。後列左から湯山大一郎、向雲太郎、築山建一郎。前列左:今井綾花、右:中島“HARU”かなこ。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:22| ブログ?