2019年11月21日

また会おう

昨日は、松本に一泊してワークショップ開始まで余裕があったので、国宝松本城を拝見に。

現存する日本最古の城で戦国時代につくられたので、戦う気満々の城の内部と威風堂々の真っ黒な威容が素晴らしかった。

矢や鉄砲を撃つための穴“狭間”がいたるところにあり、石垣を登って来る敵に石を落とす“石落”まであって防衛のためのあれこれが考え尽くされていた。

『へうげもの』にもよく描かれていた、急な階段の数々が天守へと続く。

よじ登るように上がっていった天守からは松本が一望できて「ここで長野の山々を眺めながらお酒を飲んだら、さぞや気持ちが良いだろうなあ。」と想像。

平和な江戸時代に増築された月見櫓は途端に柔和な感じがして「ほっ」とした。

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ガイドの方が「この城郭と堀が二年で造られたなんて信じられない。」と言ってるのを小耳に挟んだけれど確かに。Photo by 国宝松本城 Web site.

城を出たら隣の松本市立博物館で面白そうな展示をやっていたので「まだ時間は大丈夫か。」と観覧。

菅江真澄という日本民俗学の祖のような人物の展覧会だった。民俗学といえば柳田國男と折口信夫が有名だがこういうパイオニアがいたのだな。

生涯をかけて日本中を旅して市井の人々から聞き書きして記録をした真澄を柳田國男は評価をしたが、そのいっぽうで名前を公に出すことはしなかったとか。

誰にも真似のできない真澄のような活動ではなく、全国の同志と協力し共同で研究をするスタイルで日本の民俗学を確立したいという柳田の思惑があったのだ。

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菅江真澄(すがえますみ)どうやってその地域に溶け込んだのか?歌人であった真澄は歌によっていつも馴染んだのだとか。Photo by Google.

そろそろ時間なので博物館をあとにして自転車で走ります。途中おやきを買おうとお土産屋さんへ入ったら骨董品も売っていたのでウロウロ、大日如来が売っていたので見せてもらいます。

都志の仏壇に本尊が欲しいけれど、こればかりは縁なので慎重になります。

つくりは丁寧だけど「うーん」、と隣に円空仏らしきものがあったので聞いたら本物だった。本物の円空仏を手にとって拝見。比べて見たら本物と偽物という感じだった。

円空仏なんて売ってるんだな。30万円以上してとても手が出ないのでおやきを買って退散します。

円空は報酬を求めずに仏像を彫ったはずだから、誰かがお金に困って売りに出したのか。それか盗品かもしれない。

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円空仏は子どもの遊び人形でもあった。Photo by Google.

とか考えながらまつもと市民芸術館へ。やる内容がいまいちハッキリしないけれど真面目になるな。ワークショップなんて遊び。遊びに行くのに考えることなんてない。

最初は真似をして盛り上げようかと思ったけれど、皆んなの様子を伺ったらそれぞれでストレッチをしているのでそのまま続けるように指示。

のんびりと20分ぐらいそれぞれの時間を過ごして、あらい君が腰が痛いというので整体を皆んなでやる。その後、ペアでマッサージ。

そろそろいいかと、はじめます。加藤直さんからの手紙を確認し、前回の映像を観ます。

そうして3人ずつで「これまでやってきたワークショップのすべてをぶち込んでやってみよう。」

皆んな遊び心と創意工夫に満ち満ちていて「なんでやねん。」と突っ込みたい愚行が随所にあった。スリリングな瞬間や「かっこいいなあ。」と思うような時もあった。

前回とは会場が違うので、その空間の違いや距離感も興味深かった。

「はっ」とするようないい瞬間に満ちていて、とても美しい瞬間が沢山ありました。何よりも明るく笑いに満ちていたのが嬉しかった。

楽しい時間は「あっ」という間に過ぎ去り終了。面白かったなあ。

「勘とセンス」by Akaji Maro. 

勘とセンスを磨いて、そうして踊りを磨くには人間を磨くしかない。

同じようにお芝居を磨くには、人間を磨かなければならないのだと思います。本を読んだり映画を観たり旅をしたり、旨いものを食べて美味しいお酒を飲んで、たまにはハメを外して馬鹿をやってみたり。

色んな人と会話して、喧嘩をしたり恋をしたり失恋したり。

お金のことは、持っている人に任せて・・・

「お互いもっと活躍して、必ずやまた会いましょう。」

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まつもと演劇工場NEXT第2期生、総勢9名。欠席、見尾田歩。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 08:37| ブログ?