2019年11月24日

まつもと続き

「最近、また長くなってきてるで。」とワイフに言われたので「どきっ」

1200文字ぐらいが丁度いいのだけど、膨らませ過ぎるとすぐに1800文字とかいってしまう。なので二つに分割。

まつもとの続きです。

違う組み合わせでも観てみたいので、メンバーをじゃんけんでシャッフル。順番も任せて急いでトイレへ。

「さあ、もう一度遊ぶぞ。」

伊藤延子、荒井正樹、堀田康平のグループは最初へんな展開だったなあ。

荒井君が「今日は何の日だか知ってますか。」と言葉を口にするのを聞いて、言葉というのは意味がわかり易く強いぶん、説明になり易く気をつけないといけない。とメモ。

2人の男が絡んでいるところに伊藤さんが入ったら「懐かしい匂いがします。」「畳の匂いです。」とか言うので「失礼やろ。」と笑ったり。

伊藤さんは、結構なお歳の女性なのです。けれどそのあとも「物干しの匂いがします。」とか展開していくのでまあいいか。

終始仲がいい感じで「平和だなあ。」としみじみ。

次の葛岡由衣、竹川絵美夏、菅沼旭人の組では絵美夏が1人ではじまってそういえばさっきも1人ではじまってなかったっけ。何故だろう?

「坊さんが屁をこいた。」みたいな展開だけど、由衣がうごくのでうごいたらいけないルールではないのか?

終始、疑問に満ちてスリリングに展開していく。

旭人が銀色のカーテンの中に入ってかたちが次々と変わっていくのが観ていて飽きなかった。「人の前で面白くあるためにどうすればいいのか?」という舞台芸術の宿命を体現する典型。

要するにルックスが面白ければ、それで良かったりするのです。舞踏の得意技の白塗り、金塗り銀塗りはその命題へのひとつの答え。

カーテンの中で服を脱ぎはじめて「出ている足は生足のほうがいいなあ。」と思っていたのでナイス。絵美夏も入ったので由衣も入れ。と期待。

けれど由衣は幕を上げて旭人の脱いだ服を奪い取って床にぶちまける。その中にパンツも入っていて旭人ピンチ。

これは旭人、幕から出れないな。と思いどうなるか期待。「ぱっ」と出てきたらパンツを履いていてびっくり。

「驚かせてよ。」というのは観客の率直な欲望、期待を裏切り観る者の想像を常に超えていくのです。

絵美夏と由衣の微妙な掛け合いから、ラストは民話みたいになってほのぼのと終了。

最後の白鳥達也と志藤大造、木友葉組は白鳥のヘンテコなダンスでスタート。

友葉のちょっと気持ちの悪い白鳥に抱きつくという思い切った行動にはじまって、女性と男性という関係を最大限に使って皆んなを翻弄しつつ展開。

白鳥はゲイっぽいから、大造が抱きついてコメディータッチになったり。

友葉と大造の息のあった素敵な踊りがあって、練習でもしたんかと不思議に思う。

終始ヘンテコな踊りで皆んなを幻惑し続ける白鳥、ラストは何故かSFみたいになって想像力を刺激してくれた。銀色のカーテンに吸い込まれて行く3人・・・

楽しいけれど二度と戻って来ない、いまここで立ち上がった瞬間、瞬間の終わり。

舞踏でも芝居でもない“名付けられない”瞬間の出来上がりなのでした。

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体調不良で惜しくも欠席した見尾田歩。彼の変態性が加わったらまた違う展開が生まれていただろう。左、高木友葉。Photo by まつもと市民芸術館 Twitter.
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 06:44| ブログ?