2019年11月26日

子どもの心に扉があるとすれば、その取っ手は内側にしかついていない

先日買いものにいき、ワイフの好きだという未来屋書店へ。

入り口付近で見つけた宮口幸治さんの書いた『ケーキの切れない非行少年たち』をタイトルにひかれて手にとって、興味深く立ち読み。

著者の宮口さんは、公立精神科病院に児童精神科医として勤務したあと、2009年から発達障害・知的障害を持つ非行少年が収容される医療少年院に6年間勤務していた。

授業をしている時に子どもがいうことを聞かない。

そっぽを向いて「こんなことやって意味あるんですか?」と聞いてくる。一人そういう子がいると周りに伝染して皆んなが言うことを聞かなくなる。

箱の中にみかんが入っている。

一つのみかんが腐りはじめると他のみかんもどんどん腐りはじめる。“腐ったみかんの方程式”としてテレビドラマ『金八先生』で有名になった話。

学級崩壊状態になりこんなに皆んなのことを考えているのにと著者は怒り「では君たちが自分でやってみろ。」と放任する。

そうしたら驚くべきことが起こった。

いままでいう事をまったく聞かなかくて無関心だった少年たちが、我先にと教壇に立とうとしはじめた。

それからは非行少年たちの態度が急変。毎回、熱心に話を聞くようになったという。自立心と自律心は人にとって大切なものなのです。

ワークショップでも受動的な時はなかなか発展しないし、能動的な態度とインタラクティブな関係でないとつまらない。

あらゆる方法を駆使してこころを能動的にさせる。

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等分できない子どもたち。『境界知能』というのだとか。小学校二年生で“サイン”は出はじめ、見落とすと犯罪を犯し社会不適合者として少年院へと入れられてしまう。Photo by Google.

さて12月はワークショップが二つあります。東洋大学は人数が多いのでどうするか?考えないと。

出発点をどこにするか?どこを目指すのか?一番伝えたいことは何か?たった2時間、されど2時間。濃密な忘れられない時間にしたい。

子どもたちのほうは、一緒に楽しく遊べばいいだけ。遊びの中でいろいろと学べたらいい。

そうして日曜日まで古巣『大駱駝艦』の天賦典式新作をやっていた。

小田直哉にチケットを申し込んだけれど、スケジュールが変わって行けなくなって残念。

けれどまつもとの帰りに急遽、東京へ寄ることになったのにチケットを取り直すのをすっかり忘れてた。いまそういえばと調べたら終わっていて「ショック」

写真をチラッと見たけれど面白そうだった。しかし巨匠、麿赤兒とその他の存在が徐々に離れて来ているように感じた。

麿さん、ひとりが巨人すぎるのだな。ナンバー2の村松ももっと頑張らねばならないけれど、集団の責任を負っている人とイチメンバーでは、気持ちの持ち方がまったく違うだろう。

我妻のほうが性別が違うぶん、背負わされている部分が大きいのか・・・単なる写真の印象です。

公演つながりで、11月28日(木)14時から振付をした『デフパペットシアター・ひとみ』の公演が県民共済みらいホールであります。

聾唖の人とそうではない人が一緒に活動する人形劇団。

その母体は、井上ひさし脚本で大ヒットした人形劇『ひょっこりひょうたん島』をやっていた劇団『ひとみ座』です。

演出の新鋭、立山ひろみさんとは、オペラシアターこんにゃく座の『おぐりとてるて』以来、2度目のお仕事でした。

今回上演される『河の童』は火野葦平が書いた『河童曼荼羅』が原作のお話しで不思議な面白さに溢れています。

ご用とお急ぎでない方は是非、ご覧くださいませ。

わたくしのほうは、東京から一路大阪へ。そこから川西へと寄って両親の顔を見て何かやることがあればやってから都志へ。

寒いぞー。

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ひとみ座ロビーにて、ドンガバチョの本物を持たせてもらう。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:58| ブログ?