2020年03月22日

朝乃山の大関昇進はおあずけか

大相撲春場所14日目、無観客という異例の場所も残すところあと2日です。

ときどき過去の取り組みをビデオで振り返ると超満員の観客の声援で盛り上がっていて、いまの会場の静けさがよりいっそう際立ちます。

けれども元大関琴風の尾車親方が解説していたように、頭と頭でぶちかます音、からだを叩く音、呼び出しさんの呼び声、行司の「待ったなし」「手をついて」などなどの声、etc...etc...

普段は歓声に消されてしまう音の数々がよく聞こえます。

もしかしたら二度とないかもしれない貴重な場所。そう思ってこの状況を楽しみ尽くすのです。

直径15尺、約5メートルの土俵にすべてをかける力士たち。「土俵には金が埋まっている」そう言われるように、努力次第でチャンスがつかめるかもしれない。

土俵の高さは55センチ。観ていたら危ないなあと思うけれど、ちょうど怪我をしないような高さだとか。また怪我をするようでは稽古不足といわれる厳しい世界。

体格に恵まれて素晴らしい運動神経をもち、格闘技としての気合の才能と相撲のカンとセンスとがあって、その上で怪我をするしないの運とか人生においてのさまざまな運があって、さらに勝負は時の運でもある。

いい師匠と出会う縁、いいライバルと出会う縁があって、そして横綱になるというのはもうひとつ選ばれたなにかが必要なのだそうです。

目の前に見上げるばかりに高くて、遥か彼方まで延々と続く壁がある。

その壁をどこまでも歩いて壁がなくなるところまで行こうとするのが十両、高い壁を無理やりによじ登って越えようとするのが幕内。

いっぽう迷うことなく、ぶちかまして一気に崩して向こう側へといってしまうのが横綱だとか。

鶴竜もいるけれど、いまはやはり白鵬か・・・嫌になるぐらいに強くて、相撲を観なくなったのは白鵬ばかりが優勝していた時期からでした。

けれども昔のような安定感はなくなっているので、観ていてスリリングです。それでも、若手との取り組みを観ていると流石だなあと憎らしいけれど思ってしまう。

いっぽう若手が実力をどんどんつけてきていて、誰が先に大関になるか注目です。

地位と立場がその人を育てていくので、はやくなったもの勝ちというところもあるぞ。

そんななかでも、いまは朝乃山が一歩リードしていたが14日目に惜しくも鶴竜に破れてしまった。物言いがついた一番だったが仕方ない。スローで見るとかばって手をつこうとした朝乃山がその手を引っ込める姿が映されていた。

凄まじい勝利への執念だったがわずかにはやくついてしまった。しかもそのせいで怪我をしたかもしれない。

これも運か・・・

横綱稀勢の里もたった一度の怪我であっというまに引退してしまったので、怪我というのは本当におそろしい。

朝乃山の大関昇進は来場所へと持ち越しか。応援していたのでショックを受けて、しばらく呆然としてしまったのでした。

くっそー、残念。

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娘が親友のななちゃんにもらったお相撲さんマグカップ。ななちゃんは鉄割、小林成男のいとこの娘。不思議な縁です。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 08:51| ブログ?