2020年03月26日

対岸の火事

東京都知事から外出自粛要請がでました。

東京の都心はわかりませんが、西東京市などはあまり危機感がないので皆さんウロウロしてる。

ウィルスの感染は日本ではよく言えばゆるやかに、わるく言えばだらだらと続いています。

いっぽうヨーロッパがたいへんなことになってきています。自由民主主義だから中国と違ってここまで広がっているのか。

最初の感染源が1党独裁の中国で起こったというのが、このいまの流れをつくりだしてしまっている。武漢という1都市を閉鎖するという強引で乱暴な対策を各国が模範としてしまったことに、この世界的な大混乱の原因があるのだな。

「感染症に国境はない。自国だけ考えていては解決はない」と世界エイズ・結核・マラリア対策基金、グローバルファンドの國井修さんは言う。

オリンピックの延期というのはその象徴ですね。

國井さんのつとめるのは、元国連事務総長コフィ・アナン、ビル・ゲイツ、U2のボノ等から絶大な支援を受けてきた国際基金グローバルファンド。世界で最も多くの人命を救っている世界最強と称される国際機関。

各国政府や企業などから資金を調達し、感染症対策をするちからが十分でない約130カ国にたいして医薬品や検査機器の提供をしているそうです。

これまでに3千万人以上の死亡を防ぎ、数億人の感染を予防してきたとか・・・

先日、惜しくも亡くなられた中村哲さんもそうですが、世の中には人のために尽力しておられるかたが大勢いるのだなあ。

國井さんの経歴を見ると若い頃から凄まじい活躍をされている。

自分を省みると、お恥ずかしいです・・・いや恥ずかしがっていてもしかたない、自分にできることを精一杯やろう。

それはさておき。いままで途上国では新型コロナウイルス以上の威力をもつ病原菌が多く流行してきたが、世界はそれほど真剣に対策に取り組んでこなかったという。

エイズ、結核、マラリアの世界三大感染症というたった三つの病気で1日約7000人、年間約300万人が亡くなっているのです。

患者はマラリアだけでも年に2億人以上、大半がアジア・アフリカなどの底所得、中所得国なのでそれほど騒がれないのだとか。

たしかにこういったニュースは、新聞やテレビのそれもNHKだけで見るぐらいでかんぜんに対岸の火事だった。

それが今回は人口の多い先進国の都市部で流行しているので、世界中が大騒ぎをしている。

鎖国並みの対策がほんとうに必要でほんとうに有効だったのか?その効果をきちんと分析し社会的な損失と経済的な損失とを比較して評価し検討しないといけない。

そう國井さんは言う。

そうして、やはり人類と微生物との共存を模索することも大事だと言っていた。

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國井修さん。内科医で学生時代にNGOを立ち上げるところからはじまって、国立国際医療センター、外務省、長崎大学、ユニセフなどを経て2013年から現職についたそうです。

参照・引用:2020年3月25日 朝日新聞 オピニオン『鎖国で解決する?』世界エイズ・結核・マラリア対策基金、グローバルファンド戦略投資効果局長 國井修インタビュー 國井修公式HP
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:50| ブログ?