2020年07月13日

核なき世界へ

『地球上に核兵器があってはならない』

その理念のもと世界初の国際条約が採択され、7月7日で3年になりました。

あらゆる核兵器の開発・実験、製造・生産・保有・貯蔵や使用を許さない『核兵器禁止条約』です。

2017年、国連加盟国の6割にあたる122カ国の賛成で採択された。批准する国が50カ国に達すれば、90日後に条約は法的な効力を発揮するそうです。

条約は賛成されると採択され、賛成した国は署名をします。署名は賛成の意思表示。いままでに世界81カ国が署名をしている。

署名がされた条約の内容を国会が確認し、問題がなければ国として正式に条約に同意する。これが批准です。

批准の意味は簡単で、国家間において条約を正式に承認すること、許可すること。

先月、アフリカ南部の国、レソトが批准をおえて38カ国になり近くさらに増える見通しだそうです。

条約の旗振り役をになうオーストリアとメキシコに“核なき世界”を唱えるローマ教皇のバチカン市国や、米ソ冷戦期の核危機を知るキューバが批准。

核武装をやめた南アフリカ、核実験被爆国のカザフスタン、パラオ、モルディブ、キリバスなどの国々、核で威嚇しあう印パの隣国のバングラデシュもつづいて批准。

そうして7月8日に核実験被爆国のフィジーが批准し39カ国になり、発効まであと11カ国になりました。

この条約は、核と戦争を憂慮し平和をつくりだそうとする国々からの、米英仏中ロ印パ北朝鮮の核兵器を保有する国、またその核の傘に守られて見て見ぬふりをしようとする日韓独などの国への異議申し立てでもあるのです。

被爆者のサーロー節子さんは、3年前の条約採択の瞬間「広島で亡くなった人たちの姿があたまに浮かび、涙がとまらなかった」と語る。

3年前の交渉会議で議長をつとめたコスタリカのエレイン・ホワイトさんは「核兵器の近代化への投資が増え、核拡散もすすんでいる。あたらしい安全保障環境のためにも条約が必要だ。」と話した。

被爆国の日本は批准どころか署名すらしていない。核兵器を廃絶することに賛成しないのです。

これは国民の総意ではないことはあきらか。アメリカの顔色を気にして賛成したくない政治家たちがいる。したくないのではないか、できないのだな。

広島と長崎へアメリカによって原爆という核兵器を落とされ膨大な人命をうしない莫大な犠牲を払ったにもかかわらず、そのアメリカの核の傘のなかにまだいるという嘘と矛盾。不気味な因縁のようなものも感じる。

だれがどう考えても許されない、非人道的な核兵器に反対できないなんて・・・

「すべての乱暴狼藉は、はたらいた者だけでなく、とめなかった者にも責任がある。」by エーリッヒ・ケストナー

日本国民として曽祖父が広島で被爆死したものとして、断固として抗議するのです。

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長崎で被爆した谷口稜曄(たにぐち すみてる)さん、当時16歳。撮影:米軍

参照・引用:2020年6月28日 毎日新聞 | 2020年7月7日、8日、9日 朝日新聞
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:32| ブログ?