2020年08月31日

読書いろいろ

娘の学校通いが本格的にはじまっています。

毎朝、満員の電車で通っている。

小池さんが選挙のときにかかげていた公約『満員電車をなくす』はいまだに守られていないです。

一時期、高校でも感染症対策として時差通学がおこなわれていたのに、カリキュラム消化のためにもとに戻ってしまったのか。もったいない。

土曜日も授業があって部活がある。そして、やはり夏休みはみじかかった。

そんな忙しい学校生活のあいまに読書をしているので、図書館にいけない彼女に協力しようと文庫本を購入。

伊坂幸太郎さんの本を読んでいたので、同じような短編集『チルドレン』を購入。ついでに読了。少しずつ絶妙に登場人物が関係していくお話でした。

村上春樹さんの小説もそろそろ読めるのではないかと『騎士団長殺し』の文庫本が出ていたので購入。そして読了。

朝起きて午前中に執筆をする。そのあとは走ったり泳いだり読書をしたりコーヒーを飲んだりする。まるで引退した優雅なおじいさんのような、そんな規則正しい繰り返しのなかで、よくあんなへんてこな物語が書けるものです。

まるでじぶんのこころのなかにハシゴをかけておりていくような物語・・・4行に1回くらい比喩がでてくるのがおかしかった。

小説は絵描きの物語で、読んでいて絵のイメージがあたまのなかに広がった。村上さんは文章で絵を描いていたのだな、文字で見事に絵画のイメージを立ち上がらせていた。

娘は東野圭吾さんの本も読んでいたし、じぶん自身も若い頃に好んで読んでいたので何冊か購入してついでに読みます。

まずは『手紙』を読了。

殺人犯の弟の小説で、進学や恋愛や就職とチャンスや幸福をつかもうとするたびに、これでもかというぐらいにその殺人犯の弟というレッテルが邪魔をしつづけるという物語。

ひとの偏見、中傷に差別・・・いまも世界中で跋扈しています。いざじぶんがその立場になってみないとわからない、他者の気持ち。こころ。

なんども泣いてしまいました。こんなにひとを泣かせることができるなんて、小説のちからというのはたいへんなものだなあ。と思い、東野圭吾というひとの才能にも感服。

読んでいると村上春樹さんとの文章のスピードのちがいが興味深かった。

東野さんは文章のスピードが速い。ラストを書きたくて急いでいるような感じ。村上さんが4冊かけて書くところを1冊ですませる。そんな風にも感じた。

つづけて東野圭吾さんの『悪意』と『宿命』を読了。

悪意はちょっと読みづらい物語だった。宿命のほうは不思議な縁と糸のようなつながりの物語で、最後に大きな宿命的な結末が待っていた。

「運命は変えられるが宿命は変えられない」という奥村勲君のことばを思い出したのでした。

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『白いスバル・フォレスターの男』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:57| ブログ?