2020年08月28日

コンニャクとオペラとシアター

オペラシアターこんにゃく座は、東京芸大のこんにゃく体操クラブが前身です。

こんにゃく体操というのは、からだをこんにゃくのようにやわらかくうごかすものです・・・実は、よく知りません。

野口三千三さんがつくりだした野口体操と似ているのかと思って調べたら、やはり関係があるようでした。

野口体操は、からだを「皮膚というやわらかいものに包まれた、水のいっぱいに入ってかたちが自由自在に変化するもの」と考えます。

師匠の麿赤兒が若い頃に野口先生に指導をうけて、そのからだのとらえかたにカミナリに打たれるようなショックを受けたと聞いています。

野口体操ではなくこんにゃく体操からはじまった、こんにゃく座は新しい日本語でのオペラをつくろうと結成されました。なので一般的な西洋のオペラとはだいぶんちがいます・・・

ごめんなさい、実はオペラを観たことがないのでイメージです。イメージのなかでの比較ですが、その舞台は独特でこんにゃく座様式とでもいうべきもの。

大駱駝艦が舞踏ではなくて、らくだかん様式としか言いようがない唯一無二なものなのと同じです。

オペラシアターと名乗っているように、オペラにシアターがつくところがオンリーワンなのだと思います。

その名のとおり出演者を歌役者と呼んでいる。皆さん、歌をうたいながらお芝居もする。なので音大出身のひともいれば、文学座出身のひともいたりといろいろ。

そんなこんにゃく座の新作『末摘花』の稽古が大詰め、通し稽古がはじまっています。

これから何回も通してやればやるほどに、作品として強度が出てくるのだと思います。

不思議なもので通せば通すほど、だんだんと作品じたいがじぶんで作品になろうとしてくるのです。

今回の舞台は新作ですが、楽曲じたいは何度も作品化をされているようで成長するスピードも早かったように思います。

本番まであと11日。

喜劇なのでお客さんが入って笑いが起これば、自然に盛り上がるでしょう。

こんなところで笑うんだ。というのもあると思うので楽しみです。

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演出の大石哲史さん。写真:和久井幸一
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 11:26| ブログ?