2020年09月13日

one-drop rule

8月23日、またアメリカでアフリカンが撃たれる事件がありました。

警官が背後から7発も銃を乱射。

撃たれたジェイコブ・ブレークさんは下半身不随になる重傷を負った。テレビでは無抵抗のブレークさんを警官がうしろから何度も撃っているショッキングな映像がながれていた。

あれは完全に殺すつもりだった。車には子どもも3人乗っていたとか。

8月25日には、デモ参加者2人が少年に撃たれて死亡、29日にも、デモ参加者がトランプ支持者に撃たれて死亡。いまアメリカには抗議デモに対する武装した自警団がいるようです。

31日にもまたまた、黒人男性が警官に射殺された。警官は10発以上も銃を撃っていて、抗議のデモンストレーションは広がっています。

「あなたがたが目撃しているのは、私たち黒人が曽祖父母の時代から受けてきた非道な扱いに対する、正当な異議申し立てなのです。」

黒人を描く文学のありかたを決定的に変えたといわれ、黒人女性としてはじめてノーベル文学賞を受賞したトニ・モリスンはそう語る。

国のリーダーのトランプ大統領は、混乱を暴力で鎮圧しようとしている。

そして差別を解消する方向ではなく、相変わらず分断をあおるほうを向いている。25日の事件をおこした少年を擁護、29日の容疑者も擁護した。

そんな混乱しているアメリカ合衆国の大統領選挙が11月に迫っています。

大統領選ですが、トランプが選挙結果を認めない可能性もあるとか。もしかしたらアメリカが南北戦争の頃のようにふたつに分かれる大騒動になる可能性もでてきている。

民主党候補のバイデンさんは、副大統領候補に父親がジャマイカ出身で母親がインド出身のカマラ・ハリス上院議員を選んだ。

そのハリスさんの記事のなかでアメリカにはワンドロップ・ルールというのがあると知りました。先祖に1人でもアフリカンがいれば黒人として差別される。

ワンドロップ・ルールは、アフリカの血が“一滴”でも流れていたら、そのひとは黒人とみなされるという法的な人種差別の原則で、歴史上アメリカでは重要なルールとみなされていたのだって・・・

人類の歴史はアフリカからはじまったという。

いま生きているこの地球上のひとのからだに、アフリカのひとたちとおなじ血が流れているのです。

トランプさんにもアフリカンの血が入っているし、このじぶんにもアフリカンの血が流れている。

ワンドロップ・ルールで考えたら、地球上のほとんどの人間が黒人ということになるのです。

おもろいやん。

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『トニ・モリスン女史』

参照:2020年6月24日、8月11日、8月21日、8月28日 朝日新聞
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:45| ブログ?