2020年09月07日

しあげをごろうじろ

俳優座劇場入りしました。

俳優座は東京六本木の一等地にあるとんでもなく贅沢な劇場です。

詳しくは知りませんが劇場代もとんでもなく高そうです。

ただでさえ高いのにガイドラインにより、客席が1席飛ばしで半分しか入れられません。

喋るわけでもないしマスク着用がルールのようなので、1席など開けなくても良いのに困ったことです。

同じように喋るわけでもないしマスク着用がルールになっている、満員電車とほとんど同じ条件だと思うのだけどなあ。

満員電車ではもちろん1席など開けません。皆さん平気でとなりに座ってくる。でもそれで良い。それで良いし、劇場も1席など開けなくて良いのです。

座ってる時間が違うという話しもありますが、電車でも1時間近く乗ることはあります。へんなの。

シアターサンモールで集団感染が発生したのは、感染している役者が出演しつづけたためです。しかも感染者がいた場合の念のための飛沫防止対策、舞台と客席を開けるいうことをしていなかった。

いまは舞台と客席は念のため2メートルは開けるのがルールのようです。

それはさておき。

至近距離で見る稽古場だと気になるようなことが、劇場だと気にならなくなってよりおもしろくなって来ています。舞台美術もできあがり、照明もついてどんどん本番に近くなってきている。

今回の作品は美しいひとばかりの源氏物語の中にあって唯一の不美人、末摘花姫の物語りです。鼻が異様に長くて赤くて背が高く痩せていたとか。アラブ人とのダブルだったという話しもあります。

現代だったらもてはやされたかもしれないが、美の価値観は時代によって移り変わっていく。

顔や姿かたちという外側の見てくれに翻弄されるわたしたち。

舞踏家としては、そんな一般的な価値観からは遠くはなれて関係なく生きたいとつねに思っております。

・・・たった一度の逢瀬を頼りに、源氏の君を一途に想うお姫さま、末摘花。

その生活は年々苦しくなり、荒れ果てたお屋敷からは侍女が次々と逃げ出していく。それでも源氏がふたたびあらわれることを信じて、待ちつづける姫と屋敷にのこった女たち。

それぞれの思いが交錯して女たちは火花を散らす。

果たして姫の想いは届くのか。

彼女たちの運命は・・・?

美男美女ひしめく源氏物語にひっそりと咲く、たぐいまれなる容姿の姫、末摘花。

源氏の君との再会を願う姫と姫を取り巻く女たちの物語が、いまはじまります。

乞う、ご期待。

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『汝は人間である。つねにそのことを自覚して忘れるな』俳優座劇場の踊り場にかかるレリーフより。
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:07| ブログ?