2021年03月17日

おんなたちの闘い

女性デーにちなんで、もう少し・・・

19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリスで起こった、参政権獲得を求めて闘いつづける女性たち“サフラジェット”の映画についてです。

厳格な男性支配の時代、闘争に巻き込まれていくひとりの女性のものがたり。

朝から晩まで工場で働き、支配人にパワハラをされて性的虐待もされ、理解のない不機嫌でつまらない旦那とうるさい子どもたちの世話に明け暮れている主人公、モード。

知り合った友人、エミリー・ワイルディング・デービソンの影響で、だんだんと女性としてのとうぜんの権利に目覚めていく。

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右:キャリー・マリガン演じる主人公、モードとエミリー。photo by Google.

権力の手先でありときとして暴力装置になる警察の嫌がらせで、工場をクビになり離婚するが、それが活動に拍車をかける。旧態依然の近所の陰口に悩ませられながらも、社会を変えるために女性としての自立に次第に覚醒していくモード。

おんなたちの闘争を率いるのは、ミリセント・フォーセットとエメリン・パンクハーストの両巨頭。

穏健派のフォーセットに対してエメリンは、みずからを“サフラジェット”と呼んで活動をする。ちなみに“suffrage”は投票権の意味だとか。

サフラジェットの行動は、過激でとにかく実力行使。抗議のアクションとして街のショーウィンドーに石を投じることからはじまって、サフラジェットを弾圧した保守的な首相ハーバード・アスキスを暗殺しようとしたりする。

最初は擁護していた議員が彼女たちを裏切ったら、暗殺しようと別荘に火をつけて12人を殺害したりしたが、これはちょっとやりすぎ。

1913年には、モードの親友エミリーが競馬場の大観衆の面前で、ジョージ5世の所有する馬の前に身を投げ出して亡くなる。

エミリーは、ただでさえ過激なサフラジェットの中でも最も過激なメンバーのひとりで、王への抗議の意味を込めて身投げをした。

映画では衝撃的なクライマックスとして描かれていました。

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『ワイルドオニオン』彩色
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 09:58| ブログ?