2022年02月17日

父の本より

日本国家が担っているあらゆるサービス。

それらを民営化して儲けようと巨大資本や国内外の政商たちが虎視眈々と狙っている。

いまはまず、水道事業を民営化しようと狙っているそうです。

水道事業が民営化されると企業が競争するので価格が下がりサービスも向上すると宣伝される。しかし全国の水道管は、いま水道局が使っている1種類しかない。

必然的に1社の独占になることが決定しているので、じつは競争など生まれようがない。

国民に対するサービスの低下は、諸外国の先例を見てもあきらかで、そもそも企業が最優先するのはコスト削減と利益の増大。なのでサービスが低下するのはあたりまえのこと。

水の値段は上がり水質などのサービスはどんどん低下していくということがかならず起こるという。

世界各国に目を向けると水道事業を民営化した国々がサービスの低下と価格の高騰を理由に民営化をやめて国営に戻している。

さらに先進、ヨーロッパでは、国に公共サービスをゆだねるのではなく、民主的な市民による運営によってコスト削減と充実したサービスの両方を兼ね備えた、まったく新しい生きかたがつぎつぎに実現されているという。

水道や道路の整備を国に管理されるのではなく、自分たちの手で、じぶんたちのお金でなんとかする。

そこには無駄な税金なんてもちろんないし無駄なつかいかたや、つかい道、不正や汚職の入り込むすきはない。

国家が委託するグローバル企業に支配されるのではなく、市民が自分の生活を第一に考える。経済的な利益ではなく自分たちのためにじぶんたちで考えて工夫や努力をする。

そんな行動を小さなコミュニティのなかだけで達成させているという。

中央集権国家による経済最優先の統治があたりまえだと思い込まされているが、いま国に支払っている税金を自分たちで集めて駆使する。

そうすれば、いま以上のサービスを実現することが可能なのだというのです。

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『父の描いた絵』

参照:堤未果著『日本が売られる』
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:52| ブログ?