戦争のはじまりをつげるニュースがながれた。
けれども戦争はずーっとつづいている。
アメリカは第2次世界大戦後もいろんなところで戦争をやっているし韓国と北朝鮮も停戦中だが戦争中。
国に正当に認められた外交手段、戦争。戦争をなくすためには国をなくさないといけないが、ここまできたらもうむずかしそうでいくところまで人類はいくしかないのかもしれない。
いまこうしているあいだにもさまざまな国でごたごたやっていてなくならない諍い。
だいたいが権力闘争で、そうまでして握りたいのが権力というものらしくて、いちどそのちからを手にすると2度と手放したくなくなる。
国民が沢山いればいるほど税がおおく入ってくるので、どの国もひとを増やすことに重点を置いている。
ひとを減らさないように死なさないようにと努力をしつづけた結果、人間は死ねなくなりどんどん増えて人口の割合はいまや逆ピラミッド型。まるでいまにも倒れそうなぐらぐらの歯のような状態。
国というシステムは巨大になりすぎてもうとっくに限界を超えているのです。
ここ都志は中央集権権力から遠く離れているので都会の喧騒を客観的に眺めながら冷静にかんがえることができる。アジア・太平洋戦争中は疎開場所だったような田舎なのでひとがまばらでほとんどいない。
ひとがたくさん集まるところが人間にもウィルスにも狙われるあたりまえ。
これからロシアが追い詰められて孤立したらおなじく孤立しつつある中国と手を組んで世界大戦へと発展し、敵国が隣接している日本の大都市はいつ狙われるかわからない。
中国の核ミサイルはいつでも東京を標的にできてアメリカへ届くほどの長距離ミサイルも持っていると噂されているぐらい。
そうしてなんと中国の軍事力はいつのまにかアメリカを凌駕するほどの規模になっているとか。
そんな国と張り合って目には目を歯には歯をと武力をどんどん増強していく先にあるのは歴史上、火をみるよりあきらか。
本土決戦を叫んで最後の1人まで戦いつづけるなんてことになる。
そんなことはまっぴらごめんなのです。
『模写』