2022年03月15日

国際女性デーからはや1週間

13年連続『ジェンダーギャップ指数』により、世界で1番男女格差が少ないとされたアイスランド。

首相は女性で企業の役員や国会議員も半数近くが女性。

しかし、そのアイスランドも以前は男性中心社会だった。男女平等世界No1になれたのは『声を上げた女性たち』の存在があったから・・・

1975年10月24日。

大勢の女性たちがレイキャビック中心の広場にあつまった。目的は職場における男女の格差や性別による役割分担に抗議の声を上げること。

アイスランドの成人女性9割が仕事も家事も放棄したことから後に『女の休日』と呼ばれるようになる。

「私が18歳のころでした。姉や友達と一緒に学校をさぼっていきました。広場についたとき鳥肌が立ちました。まるで人の海のようで信じられない光景でした。」

「若いひとりの女性としてすごく影響をうけました。みんなで集まって努力をすれば、本当に世界を変えることができるのだ。いまでも鮮明に覚えています」とストライキに参加したエイグロさんは語る。

「女性がどれほど経済に貢献しているかを示すことが目的でした。女が仕事にいかなければ、社会は麻痺するのだと。企業の偉い人たちは、電話の使い方すら知らなかったし、子どもを職場へ連れていく羽目になりました。言葉通り、何もかもストップしたのです」運営に携わったエリザベータさんは当時のことをそう振り返る。

この日を境に、アイスランドの男女平等は大きく進展する。

5年後には初めて女性大統領が誕生。さらに女性だけの党が生まれ国会議員や首相も女性が担うようになるのだった。

もう一つの転換期は2008年。

この年、アイスランドではリーマンショックの余波を受け通貨が大暴落。マネーゲームに走った金融機関は次々と追い込まれていく。

そんななか女性が立ち上げた投資銀行が黒字経営を続行、無謀なリスクをとらない堅実な理念が評価され経済界でも女性の存在が注目されるようになった。

そして2010年、政府は企業役員の4割を女性にするクオータ法を導入。

その後も、性的少数者を含むジェンダー平等の政策を推し進めてきた結果の世界1位なのでした。

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アイスランドのカトリーン・ヤコブスドッティル首相 Photo by Stephanie Keith / Getty Images

参照・引用:2018年12月19日 NHK福祉情報サイト『ハートネット』特集 世界でもっとも男女平等な国(3)声をあげた女性たち ジェンダー平等への道のり
posted by Mukai Kumotaro & Duex Shrine at 10:11| ブログ?